暮らしの節約アイデア

「ちりもつもれば山となる」ということわざは、節約の精神をじつによく表現していると思います。毎日のささやかな工夫が、つもりつもって大きくなり、家計簿にはっきりあらわれるようになるのですから、家計をあずかるミセスにとって、こんなやりがいのあることはありません。ただし、節約はたんに切りつめて、お金を使わないというのともちょっとちがいます。ムダを出さない、いまあるものを暮らしのなかにじょうずにいかす、その結果暮らしの充実がはかれて、自然に支出がおさえられるというのが真の節約です。本書では、家庭のさまざまな「節約のアイデア」とともに、あるものをすてないでいかす「再利用のアイデア」も意識してもりこみました。豊富すぎるモノにかこまれた現代では、私たちは自分の手で作り、工夫するという喜びを忘れてしまっています。本書を参考にして、家庭のいろいろな個所に手をかける楽しさを体験してみてください。廃物、不要品がもう一度よみがえり、新しくモノを買わなくてすむのですから、二重の喜びが味わえるはずです。「節約ってすばらしい」「工夫するって楽しいことだわ」と、そう思えるようになったら、あなたの家庭はいま以上に充実した、すばらしいものになるでしょう。生活費をおもなものに分類すると、食費、光熱費、水道費、住居費、被服費、教育費、交際費、教養娯楽費、保険・衛生費、雑費などになります。このうち、住居費や教育費は、生活レベルを変えないかぎり節約は困難な項目です。